2012年1月8日日曜日

コスタリカ: アレナル火山 〜 コルコバード

アレナル火山 Arenal Volcano ★★
活火山の形式と温泉とトレッキングが楽しめる。
期待していた溶岩は2010年末から流れていないとのことで、少しがっかり。
それでも噴煙をあげ続けていた。マグマ流の後を見ることができるし、大噴火すると危険な地域まで近づいて観察ができるし、景色としてはなかなか迫力がある。

トレッキングは途中で豪雨+激しい雷が長く続き、景色どころではない。道は川のようになり、雷は縦横に。雷での死者が毎年出るというのも納得の身の危険を感じた。雨季といっても一時的なスコールだけ、といった熱帯も多いが、コスタリカの雨季は本当に一日中雨雨雨といった感じになりがち。
二日目のトレッキングはぎりぎり天気が持ち、ヘビや毒矢カエル、サルなどを見る。道が整備されていて歩きやすく初心者向け。

旅情報
サン・ホセからローカルバスが出ているが、スピードが遅く5時間くらいかかる。時間が潤沢にない場合はシャトルバスサービスを使う方がよい。
ただ、午後からのトレッキング+温泉ツアーには、朝一(6:15)のローカルバスに乗れば十分に間に合う。ツアーはバス停付近で予約が容易。翌日午前中のツアーとの組み合わせで、一泊二日でもそれなりに楽しむことができる。

安いツアーは人数が多く車の質が悪かったりする。温泉をリゾートでなく、自然の温泉川に行ったりする。それはそれで楽しそうだが、私の場合は雨の増水で行けなかった。雨季はそういうリスクもあるので要注意。

コルコバード Corcovado ★★★★★
情報収集元例:
http://www.japancostarica.com/Info-Tourist/Area-Corcovado.htm
http://www.tripadvisor.com/Tourism-g313830-Drake_Bay_Osa_Province_of_Puntarenas-Vacations.html

コスタリカ最後の秘境とも呼ばれるコルコバード。バク等の希少動物の遭遇率は高いという。
アクセスは悪い。その分、確かに秘境度は高く、各種動物もたくさん見ることができた。肥沃な水が流れこむ海は透明度は高くないものの魚が多く、それを狙うクジラやイルカがいるし、たまにワニも泳いでいる。自然好きにはとてもお勧めの場所。
ただし、雨季は観光客が大変少なく、宿は閉鎖、さまざまなツアーが催行人数が足りなかったり悪天候で催行されなったりするので、ただただ自然に囲まれてのんびりしたいという以外はお勧めできない(少し前までは雨季は観光業全体がクローズされていたと聞いた)。

私は3泊4日したが、一番の目的のダイビングは1日も催行されず、Sirenaという一番よさげなトレッキングコースは閉鎖されていたしで、散々であった。
宿が素敵でゆっくりでき、ご飯がおいしく、野鳥やホタルをたくさん見ることができたのが救い。
http://www.fincamaresia.com/

あと、夜の動物探しトレッキングがとても面白かった。
http://www.thenighttour.com/index.htm
昆虫、爬虫類、哺乳類など、2人のガイドが同行し、1人の説明を聞いている間に1人が探しているので間延びが少なくお勧め。










旅情報
バスターミナルでコルコバード方面、パルマノルテ(Palmar Norte)方面行きのバスに乗る。バスの運転手に降りたいと伝えておく。
SanJoseよりam5:00バスで5-6h。
Palmar NorteからSierpeまでタクシーで30min /10-20USD
Sierpeからボート 75min/15 usd




太平洋岸沿いをゆくコースは、山間を行くコースより距離は長いが時間は短くつく。
飛行機だとずいぶん楽そうだが、ボートの道中はジャングルクルーズ的でなかなか楽しいので、時間はかなりかかるが片道は陸路がよいかも。

コスタリカ:ケツァール探し 〜 サンホセ



サン・ゲラルド・デ・ドタ San Gerardo de Dota ★★★★色々と調べた結果、ケツァールを見るにはここに行くのがベストと判明(モンテ・ベルデなども有名であるが、実際にはなかなか見ることができないらしい)。実際、雨季の見つけにくい時期であったが、オスメスともに何羽も見ることができた(要ガイド)。
山間の静けさがとても心地よい。
夜には満点の星空、天の川も見ることができた。
ヤマメやマス料理が名物。


ケツァールは早朝に特に見られるので、日帰りはきつい。
MUSOC のバスでSan Isidro行きバスに。KM80(キロメートロ・オチェンタ)で途中下車させてもらうように運転手に頼んでおく。(帰りはここでバスを捕まえる。写真の道路の場所)。
乗るバスが決まったら、宿に迎えに来てもらうように電話する。
いつ電話するかは予約時にでもホテルと決めておく。当日でないと忘れられる可能性大。出迎えはSavegre ホテルで20USDだった。
Savegreの宿は綺麗でご飯もおいしくかなり居心地がよかった。ハチドリをたくさん見ることが可能。
アクティビティについては、ホテルに着いてからのツアー手配でOK。トレッキング等もできるが動物は期待できなさそうだった。

サン・ホセ SanJose
たいして面白いものはない。
治安は中南米で屈指の良さと言われているが、現地情報によると十分に悪く、凶悪犯罪が日々起きているとのこと。夜は人気のないところにいかない、高価なもの(iPhone)などを街中で身につけない見せつけないが基本。
昔は治安がよかったが、隣接国からの移民を受け入れることで治安が悪化し、現地の人も人間不信的になり国の雰囲気が変わってしまったとの話だった。

コスタリカ: トルトゥゲーロ 〜 ナマケモノ保護施設

各地の感想と評価(5段階)と旅情報。







トルトゥゲーロ Tortoguero ★★★★

・ウミガメの産卵
ここに産卵に来るのは主にオサガメとミドリガメ。前者の方が大きく希少性も高い(ダイビングではまず見ることができない)。今回は残念ながら後者のシーズンだった。

砂浜には無数(20m置きくらい?)のカメの足跡がついていて、期待を高めさせる。
夜に1.5m程度の亀が産卵のために浜に上がってくるのをレンジャーと観察する。上がってくる時には警戒が強いので見ることができないが、産卵以降はかなり近距離で見ることができる。
孵化した子供が砂から出て、海に繰り出してゆくシーンも観察可能。
太古から続くこの生命のリレーの儀式に感動。

・ジャングルクルーズ
あとのメインアクティビティーはジャングルクルーズ。ワニ、サル、野鳥などを快適に見ることができ楽しい。
有名な赤目のカエルもいる。太平洋側んも同じカエルが生息するが、ここで見られるカリブ海側の方が全身の色が鮮やかで綺麗。

旅情報
ツアー以外ではアクセスが難しいので、ツアー参加でよいと思われる。
1泊2日と2泊3日のツアーのどちらを選ぶか?であるが、1泊2日でも十分。
2日目の午後に近所の村訪問がつくのと、自由時間が増えてせわしくないのがメリット。(だが、海岸は遊泳不可で、できることはあまりない。特に独りで参加している場合は2泊3日は手持無沙汰になると思われる。
カメの産卵を見るために1泊は必要。
秘境度はそれほど高くない。割りと設備は整っていて快適。

ナマケモノ保護区 Sloth Sanctuary ★★★★
プロモーションビデオに映るナマケモノのかわいさににやられました。

野生のナマケモノを見るのは難しくないが、近距離で観察するのは難しいので、ナマケモノ好きにはお勧め。
特に子供の可愛さは尋常でない。
触れ合うこともできる。モンテ・ベルデにも支部があるので、モンテベルデに行く人はそちらの利用が便利かも、

旅情報
トルトゥゲーロツアーからの離脱は効率的だった
Siquirres のバスターミナルでツアー離脱させてもらう。
急行Limon(1h)行きに乗る(13時には乗りたい)。一本遅らせても急行が早い。
Limonからタクシーで30min(約20,000C)でPenhurstにある保護区へ。
タクシーの運転手はおそらく場所を知っているし、一本道で目立つので左手を見ておけばすぐに分かる。
14:30が最終ツアー。予約不要。帰路はタクシーを呼んでもらうか手配しておくか
Limonは治安が悪いので乗り継ぎに専念する。SanJoseへの最終バスは19:00

サンホセから
レンタカー、もしくは
https://www.interbusonline.com/home/home.asp でバス予約するか
Bus station El Gran Terminal Del Caribe", next to "El Complejo Kamakiri".
Buy a ticket to 'Cahuita' at the 'Sixaola' ticket
The direct bus leaves San Jose at 6am, 10am, 1:30pm and 3:30pm
with a 15 minute rest stop just before Limon. You will be let off at
Aviarios del Caribe. 降りたいと行っておく。

コスタリカ:旅行に関する情報

2011/9/23-10/5 コスタリカ旅行記

既に記憶が薄くなってきたが、コスタリカ旅行に関する日本語の情報が多くない中色々調べたので、記憶から消える前に記録および旅行者の情報提供のために旅行についての概要を書くことにした。

今回の旅の主目的は以下
- ナマケモノ
- 海ガメの産卵
- ケツァール(手塚治虫の火の鳥のモデルで世界一美しいとも言われる鳥)観察
- 活火山見学
- ダイビング
- コーヒー農園見学
- その他、昆虫や哺乳動物、野鳥の観察など。

現地滞在が13日間あったので、運悪く見れないものもあったが、目的地はすべて回ることができた。

コスタリカはエコツーリズムに力を入れているだけあって、設備は整っているし英語の通用度も高く、快適に旅ができる。道路はそれほど整備されていないが、国自体が小さいので、移動はそんなに大変ではない。
日本からは遠いし物価もそれほどは安くないので、自然探検ということであれば東南アジアをエントリポイントとしたほうがいいようにも思う。
しかし、当然ながら生息する生物が違う。特に鳥や昆虫、爬虫類好きにはたまらないだろう。自然好きなら行く価値が十分にある場所である。








全旅程
9/23(Fri) メキシコシティ-> サンホセ 21:10-23:10 サンホセ泊
9/24(Sat) トルトゥゲーロ(海ガメ産卵)
9/25(Sun) トルトゥゲーロ
9/26(Mon) トルトゥゲーロ -> ナマケモノ保護施設
9/27(Tue) コーヒーツアー(Britt)→ San Gerardo de Dota(ケツァール捜し)
9/28(Wed) San Gerardo de Dota -> サンホセ 徘徊
9/29(Thu) -> Arenal (火山)トレッキング+温泉(入れず)
9/30(Fri) Arenal トレッキング -> サンホセ 夜コンサート
10/1(Sat) サンホセ → Palmar Norte→ Sierpe→ コルコバード
10/2(Sun) コルコバード(ダイビングできず)
10/3(Mon) コルコバード
10/4(Tue) コルコバード -> サンホセ
10/5(Wed) 7:00am -> 11:00 SanJose -> Mexico city
10/6(Thu) 6:07am -> 8:00am MEX ->LAX
10/7(Fri) 12:55pm -> 16:35pm(10/8) LAX -> NRT


日本から一週間の休暇だと現地で使えるのは6日くらいなので、目的を絞り込むことが必要だと思う。
目的がはっきりしているならツアーを利用して時間を節約することが大切かもしれない。


<ツアーについて>
http://www.desafiocostarica.com/
http://www.doncarloshotel.com/costarica_hotel_tours.htm
http://www.monteverdetours.com/
http://www.sakuracostarica.com/monteverde/
などなど色々とある。
時間を大切にするなら、全旅程をアレンジしてくれるところ、予算を重視するなら個々アレンジもしくは現地アレンジ。
観光大国なので、現地アレンジは容易であるが、雨季は人数が集まらず催行されないツアーがあったりもするので要注意。